エロエロ日記第3弾!!
「ここだ、入るぞ!!」
頑丈に見えたその鉄の扉はよこやまが乱暴に蹴りを入れると、いとも簡単に開いた。
「ちっ、薄暗いな」
「ちょっと、あれを見て!!」
Pianoが指差した先――頭上にそれはいた。
「「魔王!!!」」
急に四方はたいまつで照らされて明るくなり、
ゆっくりと、その世界を苦しめた元凶は地上に降り立った。
「ようこそ、我が王宮へ。目的は我を倒すこと、と言ったところかな?」
「当たり前だ!今日で決着を着けてやる!!」
「そんなにいきり立つな。ところでよこやまよ、その剣を人間どもに向け、我とともに世界を手中に収めてみる気はない・・・」
「断る!」
魔王が言い終わるのを待たずによこやまは答えた。
「そうか。それなら話は終わりだ。我の見込み違いだったようだな。・・・・・・後悔するがいいッ!!!」
そう言ったかと思うと辺りが閃光で包まれ、それが収まった時にはPianoは壁に叩きつけられ、気を失っていた。
「しばらくは起きないだろう。・・・・・これで邪魔者はいない」
「望むところだ。・・・・・・行くぞ!!!」
そうして、よこやまと魔王の頂上決戦が始まった。
よこやまは走り出すと、剣を真一文字に構えて胴に向かって斬りつけた。それを魔王がかろうじて防ぐと刃を返して飛び上がり、真上から頭蓋骨目がけて振り下ろした。魔王は辛うじて頭は避けたものの、左腕は驚くほどあっさり切り離され、床に鈍い音とともに転がる。
それを目の端で確認すると、痛みで顔を歪める魔王の右足を切り落とした。
轟音とともに魔王は地面に転落する。
「これでお前も・・・」
よこやまは話を聞こうともせずにさらに首と胴を切断し、魔王はあっさり事切れた。
2人が道中に置いてきたまぬけづらも連れて故郷へ帰ると、1年の全ての休日が全て消費されるかのように皆が祝い、踊り、勇者たちを祝福した。
「ん、か、感じてなんかいないんだからぁっ!!!///」
連日の宴会を抜け出し、自室でよこやまはPianoを四つんばいにさせ、両手を縛り、激しく腰を打ち付けていた。
強すぎる往復に額を歪め、シーツを強く噛み締め、快感に絶えながらもPianoは言い知れぬ不安に苛まれていた。
以前はこんな乱暴なやり方では無かった。
Pianoが意地を張って感じていないと主張しても、以前は笑ってからかうだけだったが、今はムキになって感じていると認めさせようとしているような・・・・・・。
王の下から連日、よこやまの元に女性が送られてきている。
それに抗議したときには殴られ、見かねたまぬけづらが助け舟を出してくれたときも、今度は彼に鉄拳制裁を加えていた。
ふいに北風と太陽の逸話を思い出す。
無理強いせずに優しく誘導するのが一番の近道だ。
小さなことかもしれないが、これじゃ、まるで・・・・・・魔王ではないか。
「うっ、うっ」
やっと解放され、家路へと向かうところでまぬけづらに見つかった。
「よこやまに、やられたのか?もう明け方じゃないか!」
「な、何にもされてないわ!余計なお世話よ!」
「嘘だ、泣いてるじゃないか」
「な、泣いてなんか・・・ないもん!」
そういうとPianoは走って帰っていった。
そこには血がにじむまで強く唇を噛み締め、怒りに震えるまぬけづらだけが立っていた。
その日、朝の間に遅くまでねていたよこやまは寝込みをまぬけづらとその手勢に襲われ、武器を手元に置いてなかったこともあって抵抗できず、走って逃げ出した。
同時にまぬけづらの怒りの矛先はよこやまに女性を提供した王にも向かい、譲位を迫った。
勇者一行として人気・実力の両面で国王を圧倒しているため、譲位はスムーズに行われ、幼い女王・らないが誕生する。
これによって自分の居場所が消えたことを悟ったよこやまは出奔。Pianoは乱暴になったとは言え愛していたよこやまが追われたことにか、それとも仲間が分裂してしまったことにか、それが自分の影響であることが間違いないことにか、とにかく衝撃を受け、気を失い、意識を取り戻したときには記憶を失っていた。
1ヵ月後、空席となっていた魔王の座が埋まり、再び戦乱の時代が幕を開けた―――

コメント
ノリノリ第3弾。世界観の描写がある程度出来たかなー・・・
やっぱりツンデレみたいな雛形のあるキャラの方が書きやすいな笑
投稿者: なちゅらる | 2007年07月12日 18:44